PROJECT

私たちの取り組み

バイオマスとは、生物資源(bio)の量(mass)を表す概念で、「石油等化石資源を除いた再生可能な生物由来の有機エネルギーや資源」を指します。

 

化石資源は、大昔の動植物が地中深く閉じ込められ、炭素分が凝縮されたものでエネルギー源としては非常に効率が良いですが、有限な資源でいつかは枯渇します。また利用により二酸化炭素(CO2)をはじめとした温室効果ガスが排出され、地球温暖化の要因となっています。

 

一方、バイオマスは太陽エネルギーを使って水とCO2から生物が生成した有機物であり、持続的に再生可能な資源です。また、大気中のCO2が光合成により固定されたものですから、燃焼などによりCO2が発生しても、実質的に大気中のCO2 は増加しません(カーボンニュートラル)。

 

北海道バイオエコノミー研究所は、化石資源に依存した経済から、地球環境に優しいバイオエコノミー社会へ移行していくため、バイオマス利活用事業を行っています。

バイオマス利活用事業

温室効果ガス低減技術の開発・普及事業 

持続可能な開発目標(SDGs)の実現を目指した事業

持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)とは、2015年9月に国連サミットで採択された国際社会が目指す2030年までの開発目標のことで、持続可能な社会を実現するための、全17のゴール・169のターゲットから構成されています。「地球上の誰一人として取り残さない(no one will be left behind)」ことをスローガンとしており、あらゆる関係者が積極的に連携すること(グローバル・パートナーシップ)が求められています。

北海道バイオエコノミー研究所は、化石資源に依存した社会から、持続的に生産が可能なバイオマスベースのバイオエコノミー社会を実現するために資源作物の地域への普及に取り組んでいます。

CO2を削減する取り組みに貢献します

2015年フランス・パリで、気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)が開催され、京都議定書(1997年)に続く、2020年以降の温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」が採択されました。日本では、2030年までに温室効果ガスの排出量を2013年度の水準から26%削減することが目標として定められています。北海道バイオエコノミー研究所はジャイアントミスカンサスの地域への普及をとおしてCO2の削減に取り組んでいきます。

SDGsの普及啓もう活動として、 各機関と連携し、地球温暖化とクリーンエネルギーに関する環境教育ESDプロジェクトを実施しています。

2018年7月

「ススキペレットをみんなで作ってみよう」 環境教育ESD in 芦別 [PDF]

and...

国内外のバイオエコノミーの動向、関連技術の調査及び取りまとめ
持続的なバイオエコノミー社会構築に向けた次世代への勉強会・交流会の開催
地球規模の視野で考え、地域視点で行動するグローカル人材の育成
シンポジウム、セミナー及び研修会等の開催
 

GIANT-MISCANTHUS

資源作物「ジャイアントミスカンサス」

ジャイアントミスカンサス(Miscanthus ×giganteus)は日本原産で、ススキ(M. sinensis)とオギ(M. sacchariflorus)の自然雑種であり、欧米ではバイオマス資源作物として注目されています。

ジャイアントミスカンサスの資源作物としての利点は、バイオマス生産性に優れているだけではありません。少ない肥料投入で持続的な栽培が可能であるとともに土壌に炭素を貯留する効果があげられます。温室効果ガス削減機能の高いバイオマス資源作物を原料に、燃料、資材、バイオプラスチックなどが製造できれば、経済活動を行いながら、地球温暖化対策へ貢献することができます。北海道バイオエコノミー研究所では北海道大学と共同で道内各地でジャイアントミスカンサスの試験栽培を展開中です。

北海道内のプロジェクトで植えるジャイアントミスカンサスで見込まれる CO2削減量[ 1年間(10年間平均)]

7,000kg CO2

ジャイアントミスカンサスは様々な利用が可能です

ペレット

ペレット燃料

ランチパックとコップ

非木材紙商品

羊

家畜敷料

その他

バイオ燃料やバイオプラスチックへの転換も研究されています

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